源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税ってできるの?住宅ローン控除がある人はどうなるの?
ふるさと納税ではわからないこともたくさん出てきます。
その1つに源泉徴収で税額が0円だった時でも、ふるさと納税はできるのかと言う疑問です。
税金にはたくさんの種類があり、所得税や住民税もありますよね。
そして家族がいる方だと住宅ローン控除がある方も多いかと思います。
今回は源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税ができるのか、また住宅ローン控除がある人もふるさと納税ができるのかについてお話しします。
源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税はできるの?
源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税はできるのでしょうか。
源泉徴収の金額が0円と言う事は、イコール所得税が0円と言うことになります。
ですので「所得税が0円だからふるさと納税の分を申告しても、所得税分は戻ってこないのではないでしょうか?」と言う疑問が出てきます。
どうしてこのような疑問があるかと言うと、所得税が0円の時、それ以上に所得税を少なくする申告ができない場合があるからです。
つまり還付申告ができなくなる場合があると言うことです。
しかし安心してください。
源泉徴収の税額が0円でも、ふるさと納税の分はきちんと戻ってきます。
どうして源泉徴収の税額が0円でもふるさと納税の分はきちんと戻ってくるのかは、次に話したいと思います。
住宅ローン控除がある人はふるさと納税ができるの?
住宅ローン控除がある人はふるさと納税をすることができるのでしょうか。
それは確定申告をする場合と、ワンストップ特例制度を利用する場合で少し違ってきます。
まず確定申告を普通にする場合は、その一部が所得税の寄付金控除として控除されることになります。
ワンストップ特例制度を利用する場合は、ふるさと納税分の控除はすべて住民税からとなるので所得税から特別引かれると言う場合はありません。
どちらにせよ言える事は、どちらも住宅ローン控除があっても基本的にふるさと納税分は控除されると言うことです。
なので住宅ローン控除がある人もふるさと納税を安心して利用することができますよ。
では、どうして住宅ローン控除があるのに、源泉徴収の税額が0円でもふるさと納税ができるのでしょうか。
それは地方税法と言う法律に基づいて規定されています。
文面はとても難しいのですが、簡単に話すと、住宅ローン控除があってもなくてもふるさと納税は利用できると言うことです。
ですのでたとえ源泉徴収の税額が0円であっても、住民税からきちんと控除してくれるのです。
それが1番初めに話した、源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税は使えるのかと言う話に戻ります。
源泉徴収の金額が0円と言う事は、すなわち所得税が0円と言うことと同じなので、所得税が0円であってもふるさと納税を利用することができますよ。
しかし1つ注意しなければいけないことがあります。
それはふるさと納税を確定申告する場合です。
ふるさと納税を利用するときにワンストップ特例制度を使う方がいますよね。
ワンストップ特例制度は、5つ以上の地方自治体に寄付をしたときに適用されなくなってしまいます。
その時にはふるさと納税を確定申告しなければいけませんよね。
しかし源泉徴収の税額が0円の場合、確定申告ができない場合があるのです。
何故かと言うと、年末調整で源泉徴収の税額が0円になっていると、それ以上控除をしても所得税は0円で変わらないからです。
少しおかしな話になりますよね。
疑問が湧いた場合に市役所や区役所に行き、住民税の申告をすると、住民税分は控除してくれるようなのですが、住民税の税額控除が特別に増える事は無いのです。
ですので少し注意していただきたいと思います。
まとめ
今回は、源泉徴収で税額が0円でもふるさと納税ができるのか、また住宅ローン控除がある人もふるさと納税をできるのかについてお話ししました。
たとえ源泉徴収が税額0円であっても、きちんとふるさと納税の控除はされますので安心してください。
また住宅ローン控除とふるさと納税はお互いに影響しあうわけではなく、住宅ローン控除があってもふるさと納税の分の控除はされますので、安心してふるさと納税を利用くださいね。
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