「ふき」や「ふきのとう」にはどんな健康効果があるの?

ふきのとうの健康効果

早春の香りを運んできてくれるふき、雪どけとともに土を

割って顔を出す花茎がふきのとうで、成長した茎柄がふき

として4月頃には店頭に並びますね。

春が旬のものは、ふきに代表されるように、ほろ苦い味が

特徴です。冬から春の体へと、自然にリズムを調えてくれる

調整野菜です。

ふきの葉っぱやふきのとうには、β-カロチン、ビタミンB群、

カルシウムが含まれています。野生のふきは苦味がより強くて

小ぶりのようですが、比較的見つけやすい山菜のひとつです。

 

痰の切れをよくするふき

ずっと昔から、痰を切って咳を鎮める作用があることで知られて

います。

呼吸器系の機能を円滑にする働きがあって、気管支粘膜の

炎症を鎮め、粘膜の分泌を促します。

このために、乾いた痰が和らげられて、自然に喉に運ばれて排出

されやすくなります。

痰がきれずに咳が出る時には、ふき約15gを1カップの水で半量に

なるまで煎じてこして、食後に飲むかうがいをするといいですよ。

 

昔ながらの知恵で毒消し

 

皆さんの中に渓流釣りをされるかたはいらっしゃいますか?

渓流釣りをされるかたはご存じでしょうが、釣った魚を

野生のふきの葉っぱで包んで丸焼きにしたりしますが、ふきには

有難いことに、毒消しの効果があると言われています。

にしんなどの魚と一緒に炊き合わせる料理もありますが、これは、

魚の毒を消す目的にもなっているんです。

 

ほろ苦さが老廃物を排出する

 

芽吹きの春には、新陳代謝が活発な季節で肌にトラブルが多いのが

この時期ですね。

これは、冬の間にたまってしまった老廃物が体

の外に自然に出てくる現象です。

ふきなどの山菜が持っているほろ苦さには、老廃物を

取り除く働きがあり、昔から日本人には、春には苦味を

食べて、自然に春の体を調えてきました。

また、ふきには、食物繊維が豊富に含まれていますので

腸の働きを活発にして、便通を調え、老廃物を体の外に

出してくれます。

 

ふきドリンクにして

 

一度飲むだけで脳卒中に効果ありという口コミでブームに

なりつつあるふきドリンクをご紹介しましょう。

① 卵白1個分

② ふきの葉の汁小さじ3(生のふきの葉っぱを3~4枚すりつぶす)

③ 清酒小さじ3

④ 梅干し1個をすりつぶしたもの

①~④の順番どおりに入れて、一品入れることによくかき混ぜ

ます。是非、効果のほどを一度試してみてください。

 

まとめ

 

ふきのとうは、早春の香りを私たちに感じさせてくれること

から、ふきのとうを見ると春の訪れを感じますね。

このふきのとうは、あまり知らてない素晴らしい薬効がある

ので、皆さんも一度お試ししてみてはいかがでしょうか。