桜がピンチ?外来種のカミキリムシが木を枯らす!駆除に懸賞金も

外来種のカミキリムシが木を枯らす

温かくなってすっかり桜の季節になりました。

皆さんの地域ではもう桜が咲きましたか?

日本で一番楽しまれている桜はソメイヨシノですが、その桜がピンチになっているところがあるそうです。

千葉県では最近、外来種のカミキリ虫が桜を枯らしてしまうそうなのです。

駆除に懸賞金をだしている自治体もあるようなので、調べてみました。

 

外来種「クビアカツヤカミキリ」

 

問題になっているのは外来種の「クビアカツヤカミキリ」。

このカミキリ虫は桜や桃の木に寄生します。

原産国は中国、 モンゴル、韓国、北朝鮮等の大陸で、特定外来生物に指定されています。

幼虫は一般的な白い芋虫で、成虫は黒くて首のあたりが赤くなっています。

この幼虫が木に寄生して中を食い荒らしてしまうので、木が枯れてしまうのです。

幼虫は木の中にいるので、見つけることはとても難しいですが、春~秋に寄生されている木の根元になどに糞の混じった木くずが見つかることから寄生されていることが分かります。

2~3年で成虫になり、大繁殖する傾向があるのでとても心配されています。

 

見つかった地域

 

環境省によると、このカマキリ虫はこれまで埼玉、東京、群馬、栃木、大阪、徳島の7都府県で被害が確認されていて、中国からの貨物に紛れて侵入した可能性が高いらしいです。

ヒアリの時も貨物コンテナなどに侵入した虫が問題になっていましたが、このカミキリムシも外国からの荷物が原因のようですね。

隣接する県にも飛び火しそうで心配ですね。

 

特定外来生物に指定されています

 

このカミキリが繁殖すると、バラ科の植物がターゲットになるので桜だけでなく、モモや梅などの果実のなる木が被害にあうことになります。

お花見を楽しみにしている人だけでなく、農家の人たちにとってもとても深刻な問題になるんですね。

徳島では研究をしている自治体がクラウドファウンディングで懸賞金をかけて駆除をしているそうです。

そして、特定外来生物に指定されたことによって、繁殖させたり飼育や持ち歩いたりすると個人では300万円からの罰金や2~3年の懲役、組織だと1億円からの罰金などかなり重たい罪になることになりました。

思ったよりもかなり重たい罰則でびっくりしました。

しかし、農家なのどの被害を考えるとそのくらい厳しくしておかないといけないのかもしれませんね。

 

まとめ

 

調べてみると思ったよりも深刻な事態になっているようですね。

もしも首の赤い黒い虫をお花見の時に見つけたら、市役所などの自治体に連絡してくださいね。

捕まえて飼おうとしちゃだめですよ。

 

来年もその次も、綺麗な桜がみられるようにちょっとしたことで守っていければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。