リヒトミューレ(ラジオメーター)とは?置物の仕組みや値段を調査

リヒトミューレ(ラジオメーター)とは?

日の光にあたるとガラスの中のはねがくるくる回るちょっと不思議な置物リヒトミューレ。

アンティークショップによくおいてあって、つい長い間眺めてしまうアイテムです。

どんな仕組みで動いていて、どこで作られているのか調べてみました。

 

リヒトミューレ(ラジオメーター)の羽の回る仕組み

 

英語ではラジオメーターといい、リヒトミューレはドイツ語ですね。

リヒトは光という意味です。

光に反応して動くことを表しているのでしょう。

 

リヒトミューレは丸いガラス管の中で4枚の白と黒に塗られた羽がくるくると回る置物です。

ラジオメーター効果を使った道具で、金属の羽根の片面を白く、片面を黒く塗った羽根車に赤外線を含む光をあてると羽根車がくるくると回転します。

光の強さによって回転する速度が変わるんですよ。

おひさまの光だと早く、蛍光灯などの赤外線が少ない光だとゆっくりと回ります。

 

本来は光をエネルギーに変換する実験器具でした。

今はインテリアとして扱われていて、アンティークショップだけでなくおしゃれな小物を扱うようなお店でも扱っています。

輸入雑貨のお店が多いようですね。

置物タイプや吊るすタイプのものがあり、色もさまざまなものが作られています。

 

ウィリアム・クルックスとは?

 

発明したのはイギリスの物理学者ウィリアム・クルックスです。

ウィリアム・クルックスはイギリスの科学者・物理学者でクルックス管の発明をしています。

科学の教科書などで名前が出てくることがあるかも?

18世紀から19世紀にかけて活躍した人ですが、心霊研究などもしています。

女性霊媒師の研究をして、その女性を生涯世話をしていました。

 

そこだけを見るとトンデモ系の科学者のようですが、タリオンの発見なども含め科学の進歩に貢献し、サーの称号やいくつかの賞をもらったりしていて、科学者としての評価も低くはないのです。

今よりも検査の仕方や観測機器の発達していない時代だったので、多少は仕方のないことなのかもしれません。

 

まとめ

 

面白い置物だと思って知らべてみましたが、もともとは実験器具だったんですね。

最初は飾りとして使う予定もなかったのでしょうが、ガラスで作られた姿がかわいらしくて飾っておきたいような魅力を見つけてしまったのでしょう。

昔はおもしろ雑貨のお店や科学系の博物館などでみたことはあったのですが、すっかり忘れていました。

 

今はデザイナーの人が作ったようなスタイリッシュなものも多いようで、3000円から20000円くらいの値段で売っていました。。

よかったら探してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。