梅雨ってなんで梅に雨とかくの?由来って一体なに?

2019年3月23日

梅雨ってなんで梅に雨とかくの?

日本各地で、6月頃から梅雨入りして毎日のように雨が降ります。

洗濯ものは乾かないし、通勤するだけで濡れてしまうし嫌になっちゃいますよね。

 

子供たちは外で遊ぶことが出来ずに、家の中で大騒ぎ!なんてこともあるかもしれません。

この梅雨という言葉、当たり前のように使っていますが由来って知っていますか?

なぜ、「梅」に「雨」と書いて「つゆ」と読むんでしょうか?

 

梅雨の由来って何?どうしてつゆって読むの?

実は、この梅雨というものは中国から来たといわれているんです。

元々は「ばいう」という読み方だったのが、江戸時代ごろに「つゆ」という読み方になったといわれているんです。

 

いくつか諸説があるので、その中でも有名な説を紹介いたします!

6月~7月の時期には梅の実が熟す時期なんです。

それにちなんで、梅という漢字が使われるようになったといわれているんですよ。

 

中国では、梅の実が熟す時期には長い雨が降っていることで梅と雨の字を使った梅雨という言葉が出来たといわれているんです。

 

他にも、毎日雨が降るから毎という字が入っている梅が使われたという説や、元々は黴菌(ばいきん)の黴の字を使って黴雨(ばいう)と呼ばれていたのが、同じ読みの梅という字に使われるようになったなどという説もあります。

 

そして、中国ではばいうと呼ばれていた梅雨がなぜ、日本ではつゆと呼ばれるようになったのか・・・

 

6月頃には雨が多く振り、木にもたくさんの露(つゆ)がつきます。

この読みをそのままあてて梅雨(つゆ)と呼ばれるようになったという説があります。

他には、梅の実が熟してつぶれる時期だから潰ゆ(つゆ)で梅雨(つゆ)と呼ばれるようになったなどの説があるんですよ。

  

梅雨は日本だけって本当?日本でも梅雨が無い地域がある?!

 

梅雨は日本にしかない!と思われがちですが、元々は梅雨という言葉が中国の言葉であることからわかるように、中国にも梅雨があるんですよ。

 

そして、韓国や台湾にも梅雨があるんです。

一方、日本国内でも梅雨のない地域もあるんです!

それは北海道と小笠原諸島なんですよ。

 

梅雨前線がどんどん北上することで、日本が南から順番に梅雨入りしていくんですが北海道に着くころには力が弱くなっており雨を長く降り続かせることが出来なくなっており、梅雨が無いんです。

 

関東地方にある小笠原諸島は梅雨前線が形成されず、6月ころには太平洋高気圧にすっぽりと入るために梅雨が無いんですよ。

 

まとめ

 

梅雨は中国から来た言葉だったんですね!

日本でできた言葉だと思っていたので驚きでした。

そして、北海道は梅雨が無いというのは有名ですが、小笠原諸島も梅雨が無いというのは驚きです。

ジメジメとして嫌だなと感じる梅雨ですが頑張って乗り切りましょう!