昭和の日ってどんな日なの?昭和の日の由来ってどんなもの?
まもなく「平成」が終わり、「令和」に突入しようとしていますね。
しかし、ゴールデンウィークあたりの祝日にある「昭和の日」。
どんな祝日なのでしょうか?
「昭和の日」について、徹底的に解説します!
「昭和の日」はもともと昭和天皇の誕生日
昭和の日はもともと昭和天皇の誕生日でした。
ですので、もともとは「昭和の日」という呼び方ではなく、「天皇誕生日」と呼ばれていました。
そのうち、ゴールデンウィークの一部にあたる「天皇誕生日」がなくなることで、国民の反感を買うのではないかと懸念されたことから、「みどりの日」という祝日の名前に変えました。
「みどりの日」となったのはどうしてでしょうか。
それは、昭和天皇は生物学者としても有名なのですが、自然を愛していたことにちなんで「みどりの日」となったのです。
その後、2005年の祝日法改正で、国民の多くの要望に応えて「昭和の日」と改名されました。
「みどりの日」はどうなったのでしょうか?
みどりの日は5月4日に移動になりました。
みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」という趣旨があります。
昭和の日は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という趣旨です。
「やったー!ゴールデンウィークだー!」なんて浮かれていましたが、そんな壮大な趣旨があったなんて知りもしませんでした。
たしかに、「昭和」は激動の時代でしたよね。
歴代の年号で1番長く続いたので、歴史も多いです。
戦争もあったし、日本も急成長しました。
昭和の時代の人々の努力や苦労を重ねて今があると思うとありがたいですよね。
「天皇誕生日」の前は「天長節」!?
4月29日が「天皇誕生日」になる前は「天長節」という名前がありました。
戦前までは天長節と呼ばれていて、今と違い祝日ではありませんでした。
学校へ行き式典に参加したのです。
教育勅語を奉読し、生徒は頭を下げて直立不動で聞いたのだそうです。
そんな歴史があったのですね。
まとめ
今回は「昭和の日」について徹底的に解説しました。
もうかつての記憶になりつつある「昭和」という時代ですが、昭和の時代を生き抜いた、特に戦争が始まってからや終戦したあとの高度成長期を支えた人々に感謝ですね。
ご先祖様の恩恵をしっかり受けて、私たちにできることを探して、貢献したいものです。
ゴールデンウィークだからとぼーっと過ごすのではなく、1日のうち少しでもいいので昭和の時代に思いを馳せてみませんか?