あなたも使ってる?ら抜き言葉とは?直すべきなの?
近年話題になっている、ら抜き言葉というのをご存じですか?
ら抜き言葉を使っている人は若者をはじめとして幅広い世代に広まっています。
私も書くときには気をつけますが、友達と話すときにはどうしてもら抜き言葉を使ってしまうことが多いです。
そこで今回は、ら抜き言葉とは何なのか、また直すべきなのかについてご紹介します。
近年問題視されているら抜き言葉って何?
ら抜き言葉、というのは文字通り「ら」が抜けてしまっている言葉のことです。
具体的には、「食べられる」と「食べれる」と言ったり、「出られる」を「出れる」と言ったりしてしまうことです。
これらは正式な表現としては認められていないので、新聞などではら抜き言葉は使われていません。
ら抜き言葉のルーツとしては、地方で使われている方言から出来たと言われています。
尊敬、受け身、可能という意味の区別がつきやすいことから、地方出身者が使っている方言をまねして標準語を話す人たちが取り入れたのだそうです。
ら抜き言葉は最初、若者がよく使う言葉として認識されていたのですが、だんだんと上の世代の人にも浸透していきました。
今では60代、70代の人でもら抜き言葉を使っているのを聞くことがあります。
ら抜き言葉は直すべき?
では、このら抜き言葉は直していくべきでしょうか。
答えはノーだと言えます。
日本語の乱れ、ととらえることもありますが、ら抜き言葉は多くの人が使っていることで一般化してきています。
ですから、言葉の変化ともとらえられます。
辞書の言葉でも、死語と呼ばれる物がおおくあり、改訂されていますよね。
それと同じように、言葉は時代とともに変化していくものだと思うのです。
ら抜き言葉を使ってはいけないということではなく、使ってもいいけれど本来の使い方を覚えておくべきだと思います。
やはり私たちが使うことで次の世代にら抜き言葉が伝わっていきます。
大和言葉を現代で使う女性は美しいとされているように、同じような意味でもかすかな心の動きで違う表現をする日本語を、使わなくても知っておくことが大切です。
グローバル化で英語を話せるようになることも大切ですが、日本語の美しさも外国の人に伝えられる人になりたいですね。
まとめ
今回は、近年問題視されているら抜き言葉とは何か、また直すべきなのかについてご紹介しました。
ら抜き言葉を何気なく使っている方は多いかと思いますが、自然な流れで起こったことなのです。
直す必要はないですが、本来の使い方は知っておいて損はないですよ。