フィールドが左回りなのはなぜ?右回りじゃだめなの?
世の中のものはたいてい右回りにできています。
時計やネジ、ペットボトルを閉めるのも右回り。
しかし、マラソンや野球を見ていると、疑問に思ったことがあります。
それは「どうしてフィールドは左回りで走るのか?」ということ。
そこで今回は、フィールドがどうして左回りなのかについて解説していきますね。
フィールドが左回りの理由
フィールドが左回りの理由については、いくつかの説があります。
- 人間は左側に歩きたがる性質があるため。目隠しをして歩かせると左に寄る。
- 右脳と左脳の働きを見たときに、左回りのほうが脳にとってバランスがとりやすいから。
- 人間の心臓は左にあり、右回りだと遠心力が右側にかかって、右側に負担がかかるため。
- 右利きが世の中の大半を占めているので、左回りだと左足が足軸となり体を支え、利き足である右側を自由に動かせるから。
- 人間の体は右側に重い臓器があり、バランスをとるために重心を左側にしたほうがいい。
上記の5つがフィールドが左回りである理由です。
どれもなるほどーと妙に納得がいきますよね。
かつては右回りだった!?
今では、フィールドは左回りが当たり前ですが、かつては右回りでした。
1896年に開催された、アテネ五輪ではフィールドを右回りで走っていたのです。
しかし、その後ルールブックに「左手は内側にする」と記載されてから、フィールドを左回りで走るようになったのです。
次第に、右回りで走るより左回りで走ったほうが、いい成績が出ることが分かりました。
その理由については先ほども書いたとおりですが、人間にとっては左回りのほうが都合がいいのでしょうね。
何事にも理由がきちんとあるから面白いですよね。
フィールドもそうですが、野球のダイヤモンドを走るときも左回りですよね。
野球のダイヤモンドを左回りで走るときも、マラソンを左回りで走る理由と同じです。
左回りと右回りでどれくらいのタイムの差があるのかというと、平均して約2秒も違うそうなのですよ。
私は走ることはあまり得意ではないですが、機会があったときに左回りと右回りでタイムを計ってみたいと思いましたね。
まとめ
今回は、どうしてフィールドは左回りなのかについて解説しました。
基本的には右回りに物事ができていますが、もしかしたら気付かないだけで、日常に左回りでできているものがひそんでいるかもしれませんね。
左回りや右回りのものを探してみると面白いですね。